ウェブアクセシビリティ ガイドライン
ウェブアクセシビリティ規格
世界標準であるWCAGと、その日本版であるJIS規格をサポートしています
WCAG
ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン (WCAG) は、W3C (World Wide Web Consortium) が策定したガイドラインで、ウェブコンテンツのアクセシビリティを向上させることを目的としています。1999年に1.0が、2008年に2.0が発行され、2022年11月現在の最新版は「2.1」です。
JIS X 8341-3
JIS X 8341-3は、日本のウェブアクセシビリティに関する規格です。2004年に初版が発行され、2010年にはWCAG 2.0を取り入れた大幅な改訂が行われました。2016年には、WCAG 2.0と同等の内容で改訂されました。WCAG 2.0
WCAG 2.0は、「知覚可能」「操作可能」「理解可能」「堅牢」の4つの原則と、ウェブアクセシビリティ向上のための12のガイドラインで構成されています。
WCAG 2.1
WCAG 2.1は、2018年に勧告されたWCAG 2.0の改訂版です。スマートフォン対応や、弱視、認知・学習障害を持つユーザーへの配慮が強化されています。
WCAG 2.2
WCAG 2.2は、WCAG 2.1の改訂版で、2023年初頭に勧告が予定されています。新たにフォーカス枠、認証方法、ヘルプリンクなどに対応する基準が追加される予定です。
目標とする適合レベル
WCAGおよびJIS X 8341-3:2016では、適合レベル「A、AA、AAA」が定義されています。 日本の「みんなの公共サイト運用ガイドライン」や各国の法律・ポリシーでも、AAレベルへ の適合が推奨されています。そのため、当社では原則としてAAレベルを目標としています。
レベル A
ウェブアクセシビリティの最も基本的な要件を満たすレベルです。ウェブページが最低限アクセシブルであるとみなされるためには、このレベルへの準拠が必要です。レベル AA
障がいのあるユーザーが直面しやすい主要な障壁に対応する中程度の適合レベルです。ほとんどのウェブコンテンツに対して推奨される基準であり、広く採用されています。レベル AAA
最高レベルのウェブアクセシビリティ要件を満たす適合レベルです。すべてのコンテンツがこの基準を満たすことは必ずしも現実的ではないため、レベルAAAは推奨要件とされており、必須ではありません。ガイディ導入で実現できること
ガイディは、WCAG 2.0および2.1のレベルAおよびAAガイドラインの約70〜80%に対応し、ウェブサイトに強力なアクセシビリティツールを提供します。これにより、幅広いユーザーに対するアクセシビリティを大幅に向上させ、業界標準に準拠したサイト運営を支援します。 完全な適合を達成するためには、定期的なアクセシビリティ監査や手動での調整を行い、残りの20〜30%の要件に対応することを推奨します。これには、サイト固有のコンテンツやデザインの細部、カスタムコードの調整が含まれる場合があります。
WCAG準拠を 義務付ける国々
多くの国では、ウェブアクセシビリティに関する法的要件としてWCAGガイドラインを採用しています。以下はその一例です。日本
障害者差別解消法およびWCAGに準拠したJIS X 8341-3規格がウェブアクセシビリティの指針となっています。
アメリカ
障害を持つアメリカ人法 (ADA) およびリハビリテーション法第508条により、ウェブサイトのアクセシビリティが求められており、しばしばWCAGが基準として参照されます。
ヨーロッパ連合
EUのウェブアクセシビリティ指令により、公的機関のウェブサイトおよびモバイルアプリは、WCAG 2.1 レベルAAに準拠する必要があります。
カナダ
カナダアクセシビリティ法 (ADA) およびオンタリオ障害者アクセシビリティ法 (AODA) など、州の法律によりWCAGに準拠したウェブサイトのアクセシビリティが求められます。
イギリス
2010 年平等法および 2018 年公共部門機関 (ウェブサイトおよびモバイル アプリケーション) アクセシビリティ規制では、WCAG 2.1 レベル AA への準拠が求められています。
イギリス
2010年平等法および公共機関ウェブサイト・モバイルアプリアクセシビリティ規則2018により、WCAG 2.1 レベルAAへの適合が義務付けられています。
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